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還暦お祝い

先週の日曜日、横浜の神奈川県立音楽堂の60周年記念コンサートに行って来ました。
プログラムはお祝儀袋のようなデザインで、おめでたく「還暦」と書かれていました。
これだけでもう建物が愛されて来た様子がひしひしと伝わって来ます。

私が建築を体験して初めて感動を憶えたのは前川國男の設計した上野の東京文化会館でした。
エントランスの扉をくぐった瞬間、目に飛び込んだ深紅の壁に、これから見る舞台への期待がどんどん掻き立てられ、心が高揚して行くのを感じて、その頃は建築のけの字もわからなかったけどその空間と、歩くごとに迫って来る建物の迫力に魅了されたことを思い出しました。

その東京文化会館よりも5年ほど古い前川國男設計のこの音楽堂。音響がすばらしいと噂に聞きました。ある年配の建築家に聞いたお話ですが、その方が高校生の時この音楽堂落成時のオペラ公演に行ったら、終演後先陣をきって「ブラボー!!」と叫んで立ち上がった紳士がいて、それがまさに前川國男本人だったそうです。建築家冥利につきるその瞬間だったんだろうなぁと想像しました。

その音楽堂。噂に違わず素敵でした。
写真は上手く撮れていませんが。
上野よりももう少し親近感のあるヒューマンスケールな空間です。
赤、青、黄色、緑とおなじみの彩色空間なのですが、新鮮に感じたのはその彩色を構成する面の一つが床面であるということです。床のブルーと壁の赤や緑の構成が歩くごとに変化し、2階の回廊は特にうろうろしがいがありました。昔は図書館との連絡通路になっていてカフェもここにあったとか。その写真がかっこ良かった!なんで閉じてしまったのだろう。

音楽も素晴らしかった。
武満徹、ドビュッシー、一柳慧のマリンバ協奏曲、ストラヴィンスキーどれも良かったけど、
アンコールで演奏された、この音楽堂のこけら落としで演奏されたというワグナーの序曲に一番感動しました。選曲にも建築への愛がこもっていました。

建築は長く残って相応しいものを、長く残るように作らなければいけないと心に刻んだ夜でした。

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